タニグチコウヨウ.blog

しょーもない一瞬一瞬を切り取っていく。

風の歌を聴け/村上春樹

ほぼ日で先日まで雑誌『考える人』の編集長をされていた河野通和さんが今の19歳に読んで欲しい本30冊を紹介していく連載がはじまった。
僕は暇なのでここで紹介されていく本をなるべく読んでいきたいと思う。19歳かどうかは、あんまし関係ないでしょう。
河野さんとは約1年前ほぼ日で行われたイベントでお話したことがあり、当時の僕の浅はかな将来の展望を優しく聞いていただいた経緯もあり、すぐにこうしたいと思った。
 
とはいえだ。僕は飽きっぽい。僕は僕のその部分を一番信用していない。が、退屈な日々を上手く紛らわすのと何らかの教訓を得る目的で手始めに最初の一冊を手に取ってみた。
 
風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

 

 

 
村上春樹の処女作。
正直、内容はつかみきれない。断片的で、あっちこっちに振り回される印象。
なのに、何故だがページをめくる手は止まらず、最後まで夢中に読めてしまう不思議な作品である。
 
冒頭の一行がすきだ。「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
 
地中海?カスピ海?とにかく日本が舞台ではないのでは?と思わせる気取った文体。でも、鼻につかない。
 
この作品は3部作の最初で、続きがあるそうなので、それはもうすぐにでも読みたい。
 
 
ところで新宿にはBOOKOFFが西口と東口に一つずつある。ちょうど両店で20%offセールをやっていたので、家にこもるお伴を求めて向かった。西口⇒東口とハシゴしたのだが、その際に一歩も無駄にせず、本当に最短ルートを歩いたと思う。無意識の内に。
 
道に慣れるということは、それだけ多くの回数を歩いたということだし、それはつまりその道にそれだけの思い出があるということだ。
新宿には楽しい思い出も、苦い思い出もある。
もう会えない人、大好きな人、お世話なった人。色んな人と歩き、話し、ご飯を食べた新宿では、僕は確かに誰かと関わっていた。
あの頃が、懐かしい。