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タニグチコウヨウ.blog

しょーもない一瞬一瞬を切り取っていきたい。

谷口悔恨

あのとき声をかけていたら、と後悔することはないだろうか。

絶世の美女(というわけではなくても)、明らかに困っている人にあのとき「大丈夫ですか?」と声をかけていたらどうなっていただろうか…チキショー!と、あとから後悔した経験は多くの人が一度はあるのではないか。特に男性に多そうだ。

以下、今朝バイトに行くための駅までの道のりでの出来事。

電車の時間を気にしながら歩く僕の目の前に、絶世の美女(かは分からないが、そういうことにしておく)が横道から現れた。
その女性はたった一人で何やら大きなベッドを運んでいた。もちろんキャスター付きで転がしているのだが、ここは外である。舗装されているとはいえ、うまく進まない。さらにベッドの上にかかっている敷き布団のようなものが風に煽られてそれを押さえつけながら、どこかに向かって運んでいた。
明らかに女性が一人でやる仕事ではなかった。
その女性も後ろから見る限り(そんなにジロジロ見ていない)、華奢な体型のため重そうにしていた。「もー、朝からサイアクー」という心の声が聞こえてきそうだった。

そんな女性が目の前に現れたわけだが。わたくしチキン君はすすーっと女性を追い抜いてしまった。

追い抜く瞬間、左斜め後ろから女性の心の声が聞こえてくる。ちょっとそこの男性、手伝ってくれないかなァ…

追い抜いてからもずっと考える。今ならまだ間に合うかもしれない、後ろを振り向いて女性に一言声をかけるだけで女性をラクにさせてあげられるかもしれない。

でも、できなかった。何事も一度逃げたら、そこから自分を奮い立たせることは困難である。

そして、女性との距離が離れるにつれ、
朝っぱらから声をかけるなんて失礼だよな、とか
電車乗り遅れたらバイトに遅れちゃうしな、とか
自分で必死に言い訳をし、自分の後悔を和らげる思考をする。

…なにをやってるんだ、おれは、と悔やむ。
女性一人助けられないのか、と悔やむ。
声をかけていたら女性とどんな話をしただろう、と悔やむ。

チクショウ、声かければよかった!!

…これだけ書いてたらなんだか笑えてきた。

これを機に、これからはたとえバイトに遅れそうなときでも困っている人を見たらすぐに助けよう。そう心に決めた。


当然だが、今朝の相手が男性なら、全く後悔していない。

 

余談だが、このブログのタイトルはちょうど今借りて読んでいるスラムダンクの第180話「三井悔恨」から取っている。取っているというか、すぐに頭に浮かんだ。

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 画像の出典:井上雄彦 スラムダンク 「#180 三井悔恨」 集英社

高校でバスケを再開した三井は、過去に自分が不良だった無駄な時間を後悔する、という全く違う悔恨だが、とりあえず三井と自分の姿を重ねてみた。

こんなこと電車で書いていたらスラダンの続き読めなかった。バイト行ってきます。