タニグチコウヨウ.blog

しょーもない一瞬一瞬を切り取っていく。

何て声をかけようかな/ローマの休日

あなたは少し古い映画を観ている時、または観終わった後、こんなことを考えはしないだろうか。
 
もし私がこの映画と同じ時代を生きているとしたら…
 
もし僕がこの映画に出ている女優の目の前にいるとしたら…
 
僕は映画を観ると、よくこんなふうに妄想を膨らませ、ノスタルジーに浸ってしまう。
 

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ローマの休日』は1953年にアメリカで製作された恋愛映画である。
イタリアのローマを表敬訪問したアン王女(オードリー・ヘプバーン)がハードスケジュールに嫌気が差し、こっそり滞在先から抜け出すところから物語ははじまる。
そこでとある新聞記者のジョーグレゴリー・ペック)と知り合う。ジョーは彼女がアン王女であるということを知ると、スクープにするために自らの職を偽り、アンと親しく接する。
しかし、ローマでの一日を一緒に楽しく過ごし、王女を連れ戻すための追っ手から逃げている内に2人の距離は近づいていって…
 
今回はいつも以上にノスタルジックな感情になってしまった。
それはこの時のオードリー・ヘプバーンの圧倒的な美しさに対して、
彼女は僕が生まれた1年前の1993年に亡くなられている、という信じたくはない事実がそうさせているのだと思う。
 
この時は若くて笑顔がとびきり可愛い王女さま役の女優は、時代の流れと共に年を取り、既に人生を全うされている。
その事実は僕の胸をきゅーんと締め付ける。
 
時は着実に流れ、今この瞬間も確実に人生の砂時計の砂は落ち続けているのだと改めて思う。
 
だからこそ、この映画からはその「時代」をその「瞬間」を切り取ることができる、という映像の素晴らしさを感じずにはいられない。この先もずっとずっと、オードリーの笑顔は人々を魅了し続け、『ローマの休日』は名作として語り継がれていくだろう。
 
生きた時代は違えど、僕はやっぱり妄想を膨らませてしまう。
 
もしオードリーに出会えたら、何て声をかけようかな。
 
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